2023年12月26日、障がい児と健常児の合同国会見学を開催させて頂きました。
障がい児と健常児がペアになり、親御さん抜きで約2時間国会見学をさせて頂きました。
事前にZoomで顔合わせを兼ねたミーテイングをやらせて頂きましたが、子ども達には「あーしろ、こーしろ」という具体的な指示は出さず、
「子ども達だけでお互い助け合って、楽しい国会見学にしてください」とだけ伝えておりました。
国会見学が始まり、
健常児は、車椅子を押す、聴力が弱い子どもにガイドの方の言葉を大きな声で伝えてあげる、エレべーターの乗り降りでのサポート、手が使えない子どものためにマスクのつけ外し、見やすい場所に移動してあげる、声をかけてあげる等、一生懸命「動いて」いました。
一人の車椅子の女の子が言いました。
「してもらってばかりでごめんね。私、何もしてあげられないから」
しかしその子は、多分事前に準備してきたであろう豊富な話題でペアの子どもに話をふるだけではなく、その場の雰囲気を常に明るくするよう努めていました。
またタブレット等を使い、障がいのある子どもと健常児の通訳のようなことを積極的に行ってもいました。
他の車椅子の子どもたちも総じて’自ら'話しかけ,事前に調べてきたと思われるトピックで周りを何とか盛り上げようとしています。
きっと自分たちに'何ができるであろうか'ということをお互い相談して、実際に現場で精一杯発揮していたのだと思います。
「未来を創る授業」でいつも子どもたちに問いかける2つの問い
「一緒に何ができるか」そして「自分が相手の為に何ができるか」を年の終わりの国会見学で子どもたちから見せてもらうとは思ってもいませんでした。
見学後の菅前総理大臣とのお喋りでも子どもちは全く物怖じしませんでした。
「菅さんは何で政治家になったんですか」
「菅さんは共生社会を進めていく為に必要だと思うことは何ですか」
「菅さんが政治家になって一番大変だった仕事は何ですか」等
自分が聞きたいと思うことを闊達に聞いていました。
それらに、見たこともないくらいの嬉しそうな笑顔で答えられる菅さんが印象的でした。
子どもたちから貴重なことを教わった1日になりました。
これからも共生社会を前に進めていく為に様々な方々と連携しながらプロジェクトを前に進めて参ります。
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