昨日5月9日14時からオランダ大使館でテオ・ペータス全権大使にご列席を頂きジャパンバリアフリープロジェクト’Go ! Go ! Embassy !'記念式典を開催させて戴きました。
まず皆様に是非お伝えしたいのはオランダ大使館からしていただいたとても優しい「ご配慮」です。
私は感動しました。
本日’Go ! Go ! Embassy !'記念式典を開催させて戴きましたのはオランダ大使館公邸です。
1924年築、およそ100年の歴史があるとても雰囲気のある建物です。
以前は大使館として使われていましたが現在は大使公邸として使われています。
現在の大使館はその横に建てられています。
新しい大使館は完全にバリアフリー です。
ではなぜ100年前に建てられた大使公邸でジャパンバリアフリープロジェクト’Go ! Go ! Embassy !'記念式典が開催されたのか。
それは大使が是非その歴史ある建物の雰囲気を私達に味わってほしいと思われたからです。
しかし100年前に建てられたものですから当然建物はバリアアフリーではありません。
玄関から建物に入る為にはかなりの段差があります。
そこでオランダ大使館は、「この日の」「この段差の」ためだけに「リフト」を作ってくれました。
非常に「頑丈」なリフトです。
本日の記念式典はこのリフトから始まりました。
まず初めにテオ・ペータス全権大使から基調講演を頂きました。
本日のメインゲストは岸本みさきさん。
ご家族と一緒にご参加頂きました。
岸本みさきさんは18トリソミーで生まれました。
18トリソミーは、ヒトにある23の染色体のうち、通常は2本の18番目の染色体が3本あることで様々な合併症を併発させる障害です。
先天性の疾患を併発することが多く、胎児の段階で流産や死産になることが多いとされており、出生児の1年生存率は10%〜30%程度と言われています。
みさきさんは、18トリソミーで生まれ、生まれる前から、医師から「長く生きられない」と告げられました。
そのみさきさんのお父さん太一さんから、みさきさんが生まれる前から現在までのお話をスピーチの形でお話しして頂きました。
大変心に残るお話でしたがその中でも特にお父さんが言われた「The world is full of kindness.」という言葉は強く響きました。
「この世界は優しさで溢れている。」
お父さんはいいます。
思い切って自分の殻を破って外に出てみて初めて世界にはたくさんの優しい人たちがいると言うことに驚いた。
お父さんはいいます。
思い切って新しいことを始めたり、挑戦したり、自分の着ているものを一枚脱いで初めて優しさに出会えると。
「外」に出て初めて感じ、知ることがある。
「勇気」の価値を改めて教えて頂きました。
続いて日本企業を代表して株式会社アルプス技研に、
オランダ企業を代表してランスタッド株式会社、エヌエヌ生命保険株式会社にそれぞれ取り組まれている障がい者雇用、共生社会への取り組みにつてお話しして頂きました。
各社様素晴らしい取り組みをされていると思いました。
岸本みさきさん、ご家族の皆さん、ご参加いただいた企業の皆様そしてオランダ大使館の皆さん有り難うございました!

















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