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🇳🇴2024年7月15日ノルウェー大使館でジャパンバリアフリープロジェクト'Go!Go!Embassy'記念式典開催

執筆者の写真: ベンツ 山田ベンツ 山田

昨日7月15日、ノルウェー大使館でジャパンバリアフリープロジェクトGo! Go ! Embassy !記念式典を開催させて頂きました。

ご存知のようにノルウェー、日本とほぼ同じ大きさの国土の中に550万人の人口を有する北欧の一国であります。

EUには加わらず、外交でも独自路線を取り、国際社会のなかで独特な存在感を放つ魅力的な国、ノルウェー。

北欧の一国ということで福祉国会として高い評価を受けている国でありますが今回の記念式典で改めてその真摯な取り組みについて知ることができました。

記念式典の冒頭、駐日クリステイン・イグルム ノルウェー大使からご挨拶だけでなく、かなり突っ込んだお話を頂きました。

高福祉国家と言っても’問題'は絶えず起こっていること、その度にそのようなことが起こらないよう法改正はじめ立法、行政、司法さらには民間企業それぞれの次元で改善を進め、より良い共生社会を作ろうとしていること、

さらに感銘を受けたのがノルウェーの自己認識です。

資源国ということもあり、自国を「恵まれている」とみなしているノルウェーは他国を助けることを「当然」、国際社会に貢献することを当たり前と考え、それを積極的に実行しているようです。

他のヨーロッパ諸国と違い(スウェーデン、デンマークとも違います)、過去に植民地を持たなかった等歴史的な経緯もあり、そのスタンスは他のどのヨーロッパ諸国とも違うようです。

大使のご挨拶並びにノルウェーの政策のプレゼンが終わり、続いてジャパンバリアフリープロジェクトの活動の報告をさせて頂き、メインイベントに。

今回のゲストは葛西杷奈(はな)さんそしてお父さんの剛さん,お母さんの典子さんです。

葛西杷奈さんは足の裏並びに下半身に感覚がなく3歳の時から車椅子で生活しています。

生後一歳の時から手術、手術の連続で入院生活をずーと送ってこられた杷奈さん。

下半身に感覚がないため、杷奈さんが小さい時から、お父さん、お母さんはとにかく彼女に怪我をさせないことに腐心したそうです。

特別支援学校か一般校のどちらかを選択する時、杷奈さんは一般校を選びました。

健常者の子供とも交流したい、そんな気持ちから一般校を選んだ杷奈さんも現在は高校2年生。

(こちらが3人の映像です。「私は車いすでよかった」 反発しながら寄り添う母と娘の思い 

これから大学で心理学を勉強したい杷奈さんは現在一生懸命勉強に励んでいます。

そんな杷奈さんがノルウェー大使館で、クリステイン・イグルム全権大使を前に彼女の今までそして夢についてスピーチしました。

それも母国語の日本語ではなく全編英語で。

わかりやすく、明晰で、素晴らしいスピーチでした。

スピーチの後には参加者全員で「それぞれの個人的経験を基に」'障がい’についておしゃべりしました。

今回のノルウェー大使館での記念式典、1時間の予定が気がつけば2時間の大幅延長でありました。

それぐらい大使はじめご参加者の皆さんが楽しく夢中になれた式典だったと思います。

ご参加者皆さんのお陰様です。

本当に有り難うございました。

ノルウェー大使館の皆さん、葛西家の皆さん、有り難うございました!

「私は車いすでよかった」 反発しながら寄り添う母と娘の思い 






 
 
 

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